安全への取り組み
安全作業基準マニュアル
コンクリート切削は特殊な工事のため、長年の経験から培った事故・トラブルの回避方法を独自のルールとしてマニュアルにまとめ、全社員に配布しています。作業前や準備時、作業時のルールについて、どのような手順を踏むべきかを集約した内容は、作業手順書の周知方法、工事車両の運転、持込機械のメンテナンス、作業別の保護具、隙間のない養生方法など多岐に渡ります。現場へ安心して送り出すため、またお客様に安心して任せていただくために、このマニュアルを弊社の基準としています。
文章では解釈が食い違う恐れがあるため、イラストを用いて一目でわかるような工夫も取り入れています。
施工検討会
鉄道営業線近接や高所作業、複雑なブロック出しを要する難易度の高い現場については施工検討会を実施。営業担当者、工事担当者、安全部門、顧問、営業部長、工事部長が参加し、情報伝達の漏れがないように話し合います。たとえば下見をもとに計画を立てるものの、実際に足場が組まれてから現場へ足を運ぶと、当初予定よりもスペースがないなど計画を修正する必要が生じることがあります。施工検討会では工事概要をもとに限られた条件でどう施工するかなど課題を洗い出し、課題がクリアされてから工事に引き継ぎます。施工検討会を実施することで、難易度の高い現場も事故トラブルなくスムーズに作業が進みます。
施工検討会開催の発信は営業担当者ですが、工事担当者の依頼で実施する場合もあります。
安全パトロール
弊社は常に多数の現場が同時に稼働しており、毎日、安全部が稼働中の現場パトロールを行います。安全作業基準マニュアルに基づき、整理整頓の実行レベルや開口部の管理状況、保護具の着用状況など、抜けがないかチェックし、パトロール結果をお客様である現場所長に報告。コメントを頂戴し、その場で現場施工に臨む当社社員および協力会社にフィードバックします。その後、報告書を作成し役職者全員に共有。人事評価と安全表彰にも反映しております。万が一、事故トラブルが起こった際は定められた連絡手順を守り、原因の分析と対策会議を行います。
強化月間と安全表彰も実施
毎年6月を安全重点月間とし、部長以上は全員、担当する現場以外もほぼ毎日パトロールします。翌月7月の安全大会では、弊社の社員だけでなく協力会社も合わせた安全表彰を発表。金一封の贈呈もあります。
トラブルを未然に防ぐためにも、毎日のパトロールは大切です。
安全大会
毎月、月はじめに社員および協力会社が当社の会議室に集まって実施します。代表の挨拶から始まり、安全部門のトップによる報告や注意喚起、工事部門のトップからの近況報告や新規現場のアナウンスを行います。最後に各々が決意表明を発表し、締めくくりに全員で神棚へ二礼二拍手一礼し「ご安全に!」の掛け声で解散します。また、年1回は地元の警察署の方を招いた安全講和を開催。
安全大会 各部門の担当内容
代表 |
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安全部門 |
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工事部門 |
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全社員 |
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関係者一同が集結し、互いの情報を共有する大切な会合です。